春夏だけではもったいない、冬こそリネン

こんにちは 生地の森です。

今年も残すところあと1ヶ月あまりとなりました。いよいよ本格的寒さになってまいりますが、生地の森のある浜松は比較的あたたかい地域なのですが、冬は「遠州のからっ風」と呼ばれる北西の強い季節風が吹くため体感的には寒く感じます。また黄砂も一緒に吹くと手も顔もカサカサで、生地を触ると指のささくれに引っかかって悩ましい季節です。皆さまのところはいかがですか?

本格的な冬への季節の変わり目、ハンドメイドの皆さまは毎年この時期は生地選びに悩まれるようです。春夏は定番的に使う生地が決まっているけれど、秋冬になるととたんに好みのリネン生地が見つからなくて、これからの時期におすすめの生地はありますか?というお問い合わせをいただきます。たしかにリネンの生地は、春夏だけというのは少しもったいないですよね。

なのでわたしたちは、秋冬の季節にも手作りやソーイング、ハンドメイドでおしゃれを楽しんでいただけるリネン生地を作りたいという想いから、生地の森の「ウィンターリネン」を作りました。

ますます深まる季節に、ぬくもり感漂う表情豊かな生地の森の「ウィンターリネン」で、麻やリネンのあの何とも言えない他では味わえない独特な素材感を、春夏だけではなく一年を通して楽しみませんか。

冬こそリネン。

生地の森には、冬こそおすすめの麻・リネン生地があります。

生地の森 冬のおすすめ生地 ウィンターリネン 冬でもリネン 秋冬リネン
特集-冬のおすすめ生地より

では、なぜ生地の森は「ウィンターリネン」と言っているのか、いったい春夏のリネン生地と何がどう違うのか、その秘密についてお話しさせていただきたいと思います。


【目次】

  • 生地の森の「ウィンターリネン」とは
  • 生地の森の「ウィンターリネン」の特徴
  • 生地の森の「ウィンターリネン」の主な種類
  • 生地の森「ウィンターリネン」早見表
  • 生地の森の「ウィンターリネン」の注意点
  • 生地の森の「ウィンターリネン」の取り扱いについて

生地の森の「 ウィンターリネン 」とは

秋冬にふさわしい季節感が出せる生地とは、どういうものなのか。それはまず生地の「表情」にヒミツがあります。

生地は織り方によって質感や表情感が異なります。例えば生地の織り方で比較すると、平織りと綾織りでは生地の光沢感や揺らぎ方など表情が豊か現れます。

一般に平織りの生地は揺らぎが少なく生地にハリがありしっかりと仕上がります。しかし綾織りの生地は素材本来の質感が出やすく生地表面にも揺らぎが生まれ、落ち感のよい滑らかな風合いに仕上がります。

平織りの生地はさらっとした質感で涼し気な印象に、綾織りの生地は滑らかでソフトな質感から自然なぬくもりを感じさせ上品な印象を漂わせてくれます。

織りによる表情の違い

織による表情の違い
平織りのリネン
織による表情の違い
綾織りのリネン

織りによる生地の表情の違いを分かっていただけたでしょうか。

ただ涼し気だから平織りの生地が秋冬には使えない、ふさわしくないということではなく、質感や風合い毎に作るアイテムや素材に合ったデザインを考えたりと、使い分けて試してみるの楽しみはますます広がります。

┃PICK-UP ITEM ┃ 綾織りリネンの代表的な生地

生地の森 秋冬 リネン ウィンターリネン ラミーリネンビエラダメージダイドウォッシュ

ラミーリネンビエラ ダメージダイドウォッシュ(IN50674)

程よい光沢感とムラ感の豊かな表情が古服風なこなれ感を演出します。とろんと落ち感がよく、自然なシワとムラ感とが相まって、古着風な素朴なぬくもりを漂わせる素材感です。

加工方法による表情の違い

2つ目が一般的なフラットな生地と、生地の森のオリジナルのリネンとの生地の表面感による違いです。

まず左側のフラットな面の生地は、シルケット加工という綿や麻などの天然繊維の織物を強力に引っ張った状態で化学薬品に浸す一般的な加工方法により、生地の寸法安定性、染色性などを高めきれいにフラットな仕上がりになります。

このシルケット加工は確かに面はきれいにフラットになりますが、生地の表面にシワやムラがなくなる分、無表情で冷たい印象にもなってしまいます。

右側はシルケット加工をしない生地の森のオリジナル生地になります。

表情の違いが分かりますか?

生地に余計な張力や圧力を加えないことで、天然繊維(綿や麻リネン)の素材本来が持つ性質をを活かし、自然に現れる歪みや揺らぎなどありのまま出すことで、不均一な染めムラやシワ感が豊かな表情と生み出し、素朴で味わいのあるぬくもりを漂わせます。

織による表情の違い
一般的なシルケット加工を行った
フラットなリネン
織による表情の違い
シルケット加工を行わない
生地の森のオリジナルリネン

┃PICK-UP ITEM ┃ 素朴なぬくもりを漂わせるリネン生地

オフホワイト/ライトグレー/ベージュ/ピンク/グリーン/ブルー/カーキ/グレー/ダークブラウン/ネイビー/ブラック
洗いこまれた綾織りベルギーリネン25番手(IN50723)

適度な落ち感と素材本来の光沢感が生まれ、ふっくらとしたしなやかな柔らかみのある風合いに仕上げました。くすみを効せた色合いが、素材の味わいを引き立たせ、使い始めから、ナチュラルな趣きを感じていただけると思います。

生地の森の「ウィンターリネン」の特徴

このように生地の森が秋冬こそおすすめする「ウィンターリネン」とは、秋冬の季節感を漂わせる繊細な表情や、り、触りたくなるような風合いの質感を表現するように作り込んでいます。

生地の森の「ウィンターリネン」の3つの特徴

特徴-1・温かみのある質感と表情 

織による表情の違い

特徴-2・滑らかさや落ち感の良さ

滑らかさや落ち感の良さ

特徴-3・触り心地のやわらかさ

触り心地のやわらかさ

おしゃれが一段と楽しめる秋冬の季節は、表情が豊かで、風合いがなめらかで肌馴染みよく、見た目にもふっくらとぬくもりを感じさせる質感の生地の森の「ウィンターリネン」をぜひお試しいただけたらと思います。

もっと詳しく「冬のおすすめ生地」特集はこちら

生地の森 ウィンターリネン 冬のおすすめ生地 リネンウール
特集 冬のおすすめ生地より

生地の森の「ウィンターリネン」の種類

次に生地の森の「ウィンターリネン」の主な種類についてご紹介いたします。秋冬の季節こそ素材感で差が出るおしゃれ見えを楽しんでみませんか。

・リネンにウールをブレンド「リネンウール」

生地の森の「リネンウール」とは、麻にほんのりウールをブレンドすることで生まれた生地の森のオリジナル素材です。生地表面にうっすら霜降りがかった毛羽感が、温かみのある表情を引き立たせています。

┃PICK-UP ITEM-1 ┃ 生地の森の初代リネンウール

洗いこまれた綾織リネンウール
洗いこまれた綾織リネンウール(IN50512)

生地の森が考案した初代のリネンウールがこちらの洗いこまれた綾織りリネンウールです。中肉厚な生地で、ふっくらとしたやわらさと触り心地がなめらかな風合いが特徴です。コートやジャケットなどのアウターからボトムス、パンツ、ストールまで幅広くお使いいただけます。

color:ブラウン

・生地の表面に起毛をかけ毛羽立たせた 「起毛リネン」

生地表面に起毛加工を施し、繊維を毛羽立たせることでしっとりソフトな肌触りに仕上げました。

┃PICK-UP ITEM-2 ┃ 生地の森史上の極上起毛リネン

IN50707
綾織りアンティーク風ラミーリネン起毛(IN50707)

中肉厚な綾織りのとろみの良い生地にさらに起毛して、しっとりとソフトな風合いはリネンというよりもまるでウールを思わせるような上質感。手間がかかり大量には作れないため希少価値の高いこだわりの起毛リネンです。羽織ものなどたっぷりしたアウターからワンピースと存在感のあるとっておきの一枚にいかがでしょう。

・滑らかな手触りよく柔らかく仕上げた生地 「綾織りリネン」

綾織りにすることで麻特有のツヤ感や自然な揺らぎも生まれ表情が豊かに、またとろみの良いなめらかな風合いに仕上がります。表情の豊かな素材感は凝ったデザインでなくてもシンプルなデザイン程活きますし、手作り感も出にくくまるで既製品のようなこなれ感も生まれ品よく仕上げるポイントになります。
盛夏以外、秋~冬~春のロングシーズンで楽しめますので、普段着からちょっとしたおめかし着におすすめです。

┃PICK-UP ITEM-3 ┃

オフホワイト/グレー/ベージュ/サックス/ピンク/カーキ/鉄紺/チャコールグレー/ブラック/キナリ
洗いこまれた綾織りベルギーリネン60番手(IN50721)


中薄地タイプでとろみの良いしっとりとした滑らかな風合いの生地は、おしゃれ度が高まる秋冬シーズンのシャツやブラウスアイテムにぴったりの生地感です。


生地の森「ウインターリネン」早見表

最後に生地の森の生地は、名前が似ていて分かりづらいという方に、ウィンターリネンを表にしてみました。秋冬シーズンだからと言って、ただ分厚い生地だけではありません。アウターだけではなく、インナーやボトムスと、アイテムやデザイン、用途によって、使い分けてみるのも、おしゃれ見えのポイントです。

生地のもり公式オンラインストアーでは、それぞれ商品画像でクリックすると、ジャンプするので、そちらのほうがわかりやすいかと思います。

ウィンターリネン早見表

ウィンターリネンの注意点

冬でもリネンって暖かいの?

リネン生地の特徴として保温性があるため、実は冬でもあたたかいという方もいらっしゃいます。しかしあたたかいといっても感じかたもそれぞれで、ウールや化学繊維のフリースのような優れた保温性まではなかなか期待できません。あくまでもリネン生地を扱う特別感、天然素材の素朴なぬくもりや自然な心地よさを感じていただけたらと思います。

ウィンターリネンの取扱いについて

ウールがブレンドされていたりすると水通しが大丈夫かとご心配の声をいただきます。
しかし水通しの概念が人それぞれで、単に水通しをやらないといけないと思っている方、仕立てる前に洗濯機で丸洗いして先に縮ませておくという方、各パーツ毎に生地の大きさに切り、耳端の余分を切ってタテ糸とヨコ糸を引いて地直しをされる方、などなど目的もやり方もさまざまと感じます。

ちなみに生地の森のスタッフは大概のものは水通しはしていません。皆さまとお話すると驚かれますが、それは当社で扱う生地は衣料用(アパレル向き)に生地の最終の仕上げ加工を施しておりますので、そのまま裁断してお使いいただくことが可能だからです。また縫製して仕上げた後に水洗いをすると、縫い上り特有の手作り感がなくなり生地が馴染みツラが良く見えたりもします。後からお洗濯しても目に見えるほどの縮みは気づかない程度なので、水通しをするかしないかは、目的や用途によってお選びいただけたらと思います。 

ただし注意点として、ウールの割合の低いもの(混率がウール10%~20程度)は、ご家庭での地直し(水通し)やお洗濯が可能ですが、ウールの割合が高いもの(混率がウール40%を超える場合)は、風合いを損なう恐れがございますのでお避けください。また風合いの保持や型崩れ防止にはドライクリーニングをご利用いただくなど、使用用途やアイテムにより、水通しの有無、ご家庭のお洗濯の可否をお選びください。

ご家庭でお洗濯をされる場合は、汚れを落とす強力な洗剤に長時間つけて長時間の脱水をするような普通のお洗濯は極力お避け下さい。このようなお洗濯を頻繁にしてくと風合いを損なう原因につながります。リネンウールのウール感の風合いを保持するのであれば、中性洗剤を使用しておしゃれ着洗いかネット洗いがおすすめです。

アイロンの温度は、中温~低温程度を目安にして裏から当てるか当て布をご使用ください。
高温を使う場合は、生地の表面に強く押し当てると、摩擦によるアタリ(白化現象)やスジをつくる原因となり、繊維を傷め風合いを損ないかねます。表から当てる場合は必ず当て布をご使用ください。


生地の森のウィンターリネンについてはこちら

生地の森の“ウィンターリネン”
特集ページ 生地の森のウィンターリネンより

いかがでしたでしょうか。これからますます寒さもまして参りますが、この時期こそリネン生地を選ぶ特別感でハンドメイドを楽しんでいただけたらと思います。

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ご利用を心よりお待ちしております。

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