生地の森 わたしたちの生地のこと。

ものづくりの価値を変える。

せっかく作ってみたけれど、着られなかったことはありませんか?
一流のリネンシャツと自分の作ったものとの違いにガッカリしたことはないですか?
手作りの作品に「何か違う」と悩んだことはありませんか?

私たちは、弊社の生地を使っていただくことで「ものづくりの価値」を変えたいと思っています。
ものづくりは「素材」から。素材にこだわることで作ったものの見え方が大きく変わります。
そして「作ってよかった!」と、幸せを感じていただきたいと考えています。
伝統の技術によるクオリティーと、どこの真似もしない独自のオリジナリティーを持った私たちの生地にはその自信があります。

生地を持つ人の手

天然素材は生き物。
ありのままの魅力。

私たちは伝統的なものづくりをしています。

天然素材に対し、本来の魅力を活かすため
キバタそのものの味を変えること無く、丁寧に仕上げています。
人にも、自然にも、素材にも優しくありたいと思い、余計な負荷を与えない繊細なものづくりしています。
それによって生地に均一ではない豊かな表情が生まれました。これこそが自然の姿です。

天然素材は生き物と同じで、2つとして同じものは生まれてきません。
だからこそ私たちは、1つ1つの違った表情を最大限に活かしたいと思っています。

職人の手で繊細な仕事が行われている

どこも真似出来ない。

私たちの生地は味わい深い生地です。

天然素材の特性を知り尽くした職人の技術に弊社の生地は支えられています。
長年培った技術と勘で、天然素材を毎日の気温や天候に合わせコントロールしています。
弊社の生地の中には、時が風合いを育てるように計算して作られている物もあります。

気温、気候に合わせて染色を調整する

この価格である理由。

弊社のような素材を生かしたものづくりは、すべて職人の手仕事です。
その為、1度にたくさんの量を作ることが出来ません。

真剣に素材と向き合い、一つ一つに時間と手間をかけて丹念に作り続けているからこそ、独特な素材感のある生地を生み出すことが出来ています。
そして、私たちはこの技術を守り、他にはない唯一無二の存在として未来へ繋げていきたいと思っています。

この価格は、素材の良さとそれほど手間をかけた証であるとお考えいただけますと幸いです。

丹念に作られた生地

素材は嘘をつかない。

その意味はお使い頂ければ分かります。
手作りの作品に「何か違う」と感じた方はこの言葉だけでも覚えていただけると
これからのハンドメイドライフが変わるかもしれません。

繊維産業の街、浜松が育んできた昔ながらの技術を守り、丁寧なものづくりを続ける弊社の生地には「独特な雰囲気」があります。
一度お手にとっていただければ、きっと、その雰囲気を感じていただけると私たちは思っています。

そして、「作って終わりのものづくり」が「明日に繋がるものづくり」に変わっていくことを、あなたの暮らしがより豊かになることを、私たちは願っています。

あなたの作ったお洋服が
「その服、どこで買ったの?」と言われるような誇らしい存在になるように。
弊社の生地にはそんな力があると私たちは信じています。

丹念に作られた生地

自信を持っておすすめする弊社のオリジナル商品です。
その中でも、皆様から長く愛されている生地をご紹介いたします。

洗いこまれたアンティーク風ラミーリネン

洗いこまれたアンティーク風ラミーリネン

使い込んだようなくったりとした風合い、古着に見られるようなあたりや色ムラなど、あえてフェード感が出るよう特殊加工を施しました。生地の厚さが程よく扱いやすいので、ハンドメイド初心者の方にもおすすめです。詳細はこちら


洗いこまれたベルギーリネンナチュラル染めタンブラー仕上げ

洗いこまれたベルギーリネンナチュラル染めタンブラー仕上げ

落ち着いたカラーバリエーションは大人の雰囲気が溢れます。60番手の透け感が気になる方はこちらを。ワンピースやブラウスなどの洋服向きです。独特のしなやかさと心地よい肌触りを実感できます。詳細はこちら


11号帆布無地ヴィンテージ加工

11号帆布無地ヴィンテージ加工

上質な帆布と、職人の持つ高度な技術によってヴィンテージ感を持たせたこだわりの逸品です。しっかりとした生地は使い込むほどに風合いが増す人気商品。また、天然繊維なので肌にも優しく安心です。詳細はこちら


オリジナル麻100%無地染め

オリジナル麻100%無地染め

浜松の染色職人が昔ながらの製法で時間をかけ、丁寧に染め上げた独特の色合い。密度のあるしっかりとしたキメと、適度なハリをもたせたしなやかな生地です。詳細はこちら



最後までお読み頂きありがとうございます。
こちらの記事は、生地の森オンラインストア内でもご覧いただけます。

生地の森(公式ストア)
「わたしたちの生地のこと。」

生地の森 オリジナル商品はこちら。


リネンデニム11ozオンスの取り扱いについて

こんにちは。生地の森です。
桜も咲き出し、すっかり春めいてまいりました。
お花見やドライブなど、カジュアルな装いで 気軽にお出かけしたいものですね。

カジュアルの定番といえばデニム。

当店の『リネンデニム11ozオンス 』の取り扱いについて、
先日、お問い合わせをいただきましたので、
水洗いをして、色落ち・縮み具合などを調べてみました。

画像の左から
①は水通し前の生地
②は洗濯機で5分ほど水洗いし乾かした生地(洗剤未使用)
③は洗濯機で5分ほど水洗いし脱水後、 さらに水を流しながら5分ほど水洗いし乾かした生地(洗剤未使用)

①水洗い前の生地は、手で触るだけでも、染料が付きます。

②1回目の水洗いでは、とにかく濃く真っ青な色水が出ました。
乾かすと、生地の色が少し薄くなったのが分かります。
手で触っても染料は付きませんが、擦ると青く付きました。

③2回目になると、色水もやや薄くなり、水を流しながら洗っていくと だんだん色水も薄まってきました。 乾かすと、1回目よりもさらに生地の色が薄くなりました。

【縮み】
水洗い1回の生地は、タテ・ヨコで約2%ほど縮みました。
水洗い2回の生地は、タテ・ヨコで約4%ほど縮みました。

※縮みは、お洗濯方法、お洗濯時間などにより、 若干の違いが生じると思われますので、あくまで参考値としてご理解ください。

既製品のジーンズなどは、製品加工を施して色を落としているものが ほとんどですが、このリネンデニムは製品洗いなど何も加えていない生地の状態です。

そのため、生地の状態で洗ってもよし、使っていきながらコントラストを生かしていくのもよし、自分の思いとおりの仕様を試行錯誤しながら、 ものづくりを楽しんでいただけたら幸いです。

【リネンデニム11ozオンス】
生地の森 本店
https://www.kijinomori.com/fs/morimori/in70062-
生地の森 楽天店
https://item.rakuten.co.jp/morimori/in70062-/
生地の森 YAHOO!店
https://store.shopping.yahoo.co.jp/kijinomori/in70062-.html

おしゃれが楽しくなる! 手作りエプロンにおすすめの生地

こんにちは 生地の森です。
手芸やソーイング、ハンドメイドに興味をお持ちの方なら、これからの季節は何を作ろうかとワクワクするのではないでしょうか。
何を作ろうかと悩まれたなら、まずは自分のものや身近なもの、身に着けるものが良いですね。

そこで今注目しているのが「エプロン」です。

ワイド幅ベルギーリネン1/40番手 IN50698
ワイド幅ベルギーリネン1/40番手(IN50698) ピンク、マスタード (用尺 各1.8m)


春は新生活のスタートの季節。普段の生活にも、身近なエプロンを新しく手作りして気分をリフレッシュしてみたり、これから「母の日」や「父の日」に身近な人へ手作りの贈り物に準備されるのも良いですね。
手芸やソーイングを趣味にすると、身近な人の喜んでいる顔を見ることが出来て、自分の気分も明るくなります。


家庭や仕事と、さまざまなシーンで実用的に活躍する「エプロン」
「エプロン」といっても、形やデザインもさまざま。
どんなものを作るかによっても、使う生地は異なります。
そこで、素敵な「エプロン」に近づくために、
素材の特徴と合わせて「エプロン」に向いたおすすめ生地をご紹介しています。


① 洋服感覚なエプロン
② ナチュラルスタイル
③ 実用的なエプロン
④ かっこいいワークテイスト


①洋服感覚なエプロン

洋服感覚で着られる、重ね着しやすいエプロンが人気!
サロペットタイプや、キャミソールタイプのデザインなど、ギャザーやタック、パイピングやリボンと細かなディテールを施す際には、薄すぎず自然な風合いで、程よいハリコシを感じる柔らかな素材を選ぶのがポイントです。

アンティーク風リネンプリント leaf リーフ IN50704
アンティーク風リネンプリントleafリーフ(IN50704)
くすみがかった落ち着いた色合いの総柄は、さり気なく取り入れて、ゆったりとしたリラックス感を演出。
IN50704 アンティーク風リネンプリントleafリーフ エプロンスカート
前あて付き ディアードスカート (用尺4m)



② ナチュラルスタイル

さり気なく素敵に魅せるナチュラルスタイルには麻素材が最適。
家事や仕事にと忙しい日常を、やさしい雰囲気に彩り、心にも安らぎをあたえてくれます。 丈夫で汚れが付いても落ちやすく、乾きが速く、衛生的に使える特徴も魅力の一つ。
麻素材なら、染色やプリントなど、手を加えていないピュアなものがおすすめ。
色物ほど、色落ちや色移りも気にせず、洗うほどに自然な風合いがいい味になり、自分だけの特別な一着に。

洗いこまれたベルギーリネン IN50093
洗い込まれたベルギーリネン(IN50093)
余分な負荷を与えず、洗いざらした自然な風合い。素材本来から引き出されたピュアな素材感は、何よりも柔和でナチュラルな雰囲気を漂わせます。


ワイド幅1/40リネントップシャンブレー IN50701
ワイド幅 1/40番手 リネントップシャンブレー IN50701
先染め特有の奥深い色合い。洗いこんだ自然なシワ感がナチュラルながらも、華やかさを生みだしてくれます。
ギャザースカート風エプロン(用尺2m)



③ 実用的なエプロン

男女兼用で使えるカジュアルエプロン、カフェエプロン、ビブエプロン、シンプルな首掛けタイプのエプロンなど、実用的でシンプルなデザインなら、生地に揺らぎのすくない平織タイプ、キャンバス、オックスの生地がおすすめ。

洗いこまれたコットンキャンバス IN50248
洗い込まれたコットンキャンバス(IN50248)
キャンバス地を洗い込み、しっかりと厚みがありながら、ふっくらと柔らかな風合いは、縫いやすく扱いやすい素材です。


カラーベルギーリネン1/25番手ナチュラルダイド IN50261
カラーベルギーリネン1/25番手ナチュラルダイド(IN50621)
丁寧に洗いこみをかけ、ふっくらとした厚みのある生地感。くすみのある色褪せた色合いが相まって、使い込むほどに馴染むリネンの風合いをお楽しみ頂けます。



④ かっこいいワークテイスト

腰掛けタイプや、ギャルソンエプロン、本格的なワークテイストとシンプルで男前なデザインなら、肉厚でしっかりとした丈夫な生地が最適です。
使い続けるうちに自分好みに味が出てる愛着の湧くとっておきの一枚に。

生地の森オリジナルの定番人気生地
11号帆布ヴィンテージ IN10002
厚手で丈夫 生地の森ロングセラー
11号帆布 ヴィンテージ加工(IN10002)
ヴィンテージ加工とは、使いはじめはきれいに染まっている生地が、使っていくうちに馴染んでスレやアタリがついて味が出る特殊な染色加工。
自分にあったコントラストが生まれてくるので、他人と差がつくこだわり感が味わえます。
ヘビーリネンキャンバス IN50646
ヘビーリネンキャンバス(IN50646)キナリ
太い糸をしっかりと織り上げ、ずっしりと重厚な仕上がり。
自然な固さのなかに柔らかさを持ち合せ、麻本来の程よいツヤ感がナチュラルな雰囲気と品よく大人な魅力を引き出します。




⑤ キッズエプロン
幼稚園や保育園、小学校、習い事と必要になる子供用エプロン。
できるだけ長く使いやすいように、なるべくシンプルな形にすることがポイントです。
お子さまの用には、薄すぎず、厚すぎずしっかりとした生地。
自分のものと分かりやすいようにアップリケやワッペン、リボンなど目じるしを付けるのも良いですね。
お気に入りのエプロンがあれば、きっとお家のお手伝いも楽しくなります。

コットンライトキャンバス IN50594
コットンライトキャンバス(IN50594)
厚すぎず、薄すぎず、固すぎず、柔らかすぎずの絶妙なバランスの生地感は何にでも万能に使えて便利な素材です。

<エプロン豆知識>

・エプロンに必要な生地の長さの考え方
【参考例】
おしりまで隠れない前にかける程度の非常にシンプルな胸当てエプロン
エプロン丈約80cm、脇接ぎなし、首、腰ひも結び、ポケット2個

モデルサイズ:158cm 50kg前後
エプロン丈80cmはちょうどひざ辺りの長さ
生地幅:普通幅(108~110cm程度)

■必要数の考え方
(エプロンの丈の長さ)+(縫い代分10㎝程度)+(※その他:約30cm~50㎝)
※その他とは:見返し、ポケット、共布ひも、共布バイヤステープなど

【参考例】の場合:80cm+10㎝+50cm=約140cm
※尚、生地幅、柄行き、型紙の置き方によって必要数は前後しますのでご了承ください。作りはじめから慣れるまでは、生地は多少多めにご用意していただくことをおすすめします。

先染11号帆布ヴィンテージ・チェック(IN10036)

エプロンは、素材やデザインによってオールシーズンで楽しめるところが魅力ですね。 普段身に着けるものだからこそ、お気に入りの一枚に出会えるように、あなたのお気に入りを作るヒントになれば嬉しいです。

生地の森(公式ストア)ではこのほかにもおすすめ生地をご紹介しています。

 生地の森「エプロンにおすすめの生地」

ぜひこの春は「エプロン」作りから始めてみませんか。




ワイド幅ベルギーリネン1/60 モニター様作品「ショールコート」を公開しました。

こんにちは、生地の森です。
長くみなさまに愛されている人気のリネン
「ワイド幅 洗いこまれたベルギーリネン ナチュラル染めタンブラー仕上げ 」
を使用した素敵なモニター様作品を ページに公開致しました。

■モニター様作品
作品名:ショールコート 
使用色:ネイビーブルー 
使用用尺:4m
参考書:パターンショップmionさんのショールコートをアレンジ
【 感想 】
水通しでは色落ちがほとんどなく驚きました。 
タンブラー仕上のふわふわ感や生地の風合いがとてもよかったです。
とても縫いやすくギャザー寄せもしやすかったです。
夏のトップスに向いていると思います。
プルオーバーやブラウスを色違いで縫ってみたいと思いました。

「ワイド幅ベルギーリネン1/60番手 」は
微細な凹凸感と自然なシワやムラ感が特徴のリネン。
薄手なのに程よいハリ感があり、ざらっと乾いたような質感が軽くて、
サラッと爽快な心地良さがあります。

カラーは豊富な全22色。
大人の雰囲気の落ち着いたカラーから、
お子様やメンズの方に人気の色まで幅広く取り扱っています。

水通しでは、色落ちがほとんどなく、驚きました。
タンブラー仕上げのふわふわ感や生地の風合いがとても良かったです。
とても縫いやすく、ギャザーよせも、しやすかったです。

丈を長めにそて羽織りでもかっこよく、ボタンをつけて
ワンピースとしても可愛らしく着られる一着となりました。

オフのギャザーワンピース使用生地:コットンリネンスラブローン

シャツ、ブラウスのトップスや軽やかなワンピースなど、
リラックスしたスタイルにおすすめです。
皆様もぜひ、素敵なハンドメイドをお楽しみください。

▼今回ご紹介した生地の詳細・お買いものはこちら
「ワイド幅ベルギーリネン1/60番手」
生地の森 WEB本店
https://www.kijinomori.com/fs/morimori/in50476-

生地の森 楽天店
https://item.rakuten.co.jp/morimori/in50476-/

生地の森 YAHOO店
https://store.shopping.yahoo.co.jp/kijinomori/in50476-.html

生成り(キナリ)について

こんにちは 生地の森 です。
今回は「生成り(キナリ)」について

「生成り(キナリ)」の生地は人気があります。
最近は環境に優しいライフスタイルを好む志向の影響もあって、
自然な風合いと素朴な魅力に惹かれて、ナチュラルな雰囲気を好む方が多いと思います。

この「生成り(キナリ)」という言葉、
本来色名ではないことをご存じですか?
そこで「生成り(キナリ)」についてご紹介してきたいと思います。

〈目次〉
①「生成り(キナリ)」とは
② 生地の森が「生成り(キナリ)」生地を使う理由
③「生成り(キナリ)」生地の難しさ
④「生成り(キナリ)」の生地の価値
⑤ 知ってほしい 生成り(キナリ)生地のメリットとデメリット
⑥「生成り(キナリ)」生地のお手入れ

①「生成り(キナリ)」とは

以前まで「生成り(キナリ)」とは色の名称だと思っていました。
しかし「生成り(キナリ)」とは、
手を加えないそのままの状態を指すので、色の名前ではないのです。
本来の意味の「生成り(キナリ)」とは
綿や麻など農作物の天然素材のありのままのことで、
糸や生地は漂白や染色など、何もも加えていない状態のものを指します。

ミシン糸など縫い糸に生成り(キナリ)とありますが、
綿や麻・リネンの生成り(キナリ)とは大きく違います。
縫い糸にあるポリエステルという化学繊維の生成りは、
白い糸から染色して生成りの色に加工したものです。
しかし、綿や麻・リネンの生成り(キナリ)とは、原料となる農作物そのもの。
本来の生成りとは、色合いはさまさまで、生産地や土壌、収穫の時期などにも
影響されて、もともと統一されたものではありません。
綿や麻・リネンの天然繊維の糸を良く見てみると、
黄味がかった色から茶味に濃い色とさまざまに混ざり合っています。

生成りのリネン糸

②「生成り(キナリ)」生地を使う理由

生地の森は、なぜ「生成り(キナリ)」生地を作っているのか。
それは、「生成り(キナリ)」は天然素材本来の素材そのものだからです。
素材そのものから引き出される姿が自然の美しさを形成するからです。

③「生成り(キナリ)」の生地の難しさ

「生成り(キナリ)」の生地を織る糸とは、天然繊維特有の植物の破片などが混入し均一ではありません。
そのようなばらつきのある糸は非常に織りにくく、一度にたくさん織ることが出来ない上に織られた生地にもばらつきが出るため、染色加工にも影響していきます。

一般に世の中に多く出回る工業製品は、消費者に認められるため、
厳しい品質基準を保たなければいけません。
綿や麻の天然繊維に関して言えば、衣料品の繊維製品に使われる生地は、
大量の服を、色ぶれ、異物、織キズがなく仕上げなければいけないので、
ばらつきのある「生成り(キナリ)」の糸は使えないのです。
そのために何をするかというと、化学薬品を使って幾重にも加工処理され、
ばらつきをなくし、漂白して白くした糸が使用されます。
ばらつきのない糸は織りやすく、生産効率も上ります。
生地は均一な面に仕上がり、染色・加工をするにおいても非常に安定しますので、高い品質基準を保つことが出来て、消費者に提供することが出来るのです。
綿や麻の天然繊維は、言ってしまえば素材本来が持っている特性をほぼ失ったものこそが高品質とされているのです。

④「生成り(キナリ)」の生地の価値

しかし、生地の森は逆を行くものです。
天然素材の本来の性質を壊さないよう、最小限の加工にとめ、
漂白をしないばらつきのある「生成り(キナリ)」を使います。
「生成り(キナリ)」の糸は、本来天然の農作物ですから、黒っぽいものや、
茶色っぽい植物の破片などが混入します。
良く見るとささくれが入っていたり、一本の糸の色もまばらだったり、
触ってみると太さも均一ではありません。
そのようなばらつきのある糸は非常に織りにくく、生成りの糸を織れるのは、
素材の特性を見極めた熟練した職人に限られます。
丁寧に織り上げた生地でも欠点は出やすく、生地にもばらつきが出るため、後加工の際も非常に不安定に現われたりもします。
それでも、そのばらつきこそが、何とも言えない豊かな表情を形成し、独特な雰囲気を生みだすのです。
品質の高さを求めるために、化学薬品を使って加工処理を幾重に行われた生地では本来の味は絶対に復元しません。

実際に今「生成り(キナリ)」の生地を織るのは国内だけです。
効率がどんなに悪くても、品質が劣るといわれても、そこに変えられない素材の味や雰囲気に価値があるとわたしたちは信じているからです。

生成りのリネン生地

⑤知ってほしい 生成り(キナリ)生地のデメリットとメリット

〈デメリット〉
・強力な化学薬品の処理、漂白も染色もしないため、黒や茶色っぽい植物の破片などが混入してるので、生地面には色味や質感にばらつきが表れやすくなります。
・本来天然の農作物なので、生産地、土壌や収穫の時期などに影響されて色合いはさまさまに表れます。統一された色ではありません。
・生産ロットの違いで色味の差も現われます。継続してお使いの場合は色合いの違いをご了承ください。

生産ロット違いによる色合いの差 左より濃淡が見られます。

〈メリット〉
・漂白も染色も強力な化学薬品の処理がないため、身体に安全です。
・天然素材本来の自然な風合いと素朴な味わい、雰囲気が楽しめます。

⑥「生成り(キナリ)」生地のお手入れ

・お洗濯の際に、蛍光増白剤の入った洗剤を使用して、何度も洗濯を繰り返すと、白色に変色し自然な色素を損なう原因になりますので、ご使用はお避けください。

生成りの洋服
 綿、麻、綿麻など素材によって生成りの色合いもさまざま

最後に…

「生成り(キナリ)」の生地は、天然の素材そのもの。

生地の森では、あえて均一にする化学薬品の処理加工をせず、素材本来の味を大事にしています。
漂白も染色もしていない、素材本来の色を生かしておりますので、生産地の日照時間や天候、収穫時期によって色味の変化が出ることがあります。
植物の破片が生地の表面に残り黒っぽかったり、茶色っぽかったり、同じ生地の間でも色合いのばらつきが出る場合がありますが、品質には問題ありません。

天然素材でつくられた「生成り(キナリ)」の生地は、その自然な風合いと素朴な味わいが魅力です。
それを形成する「生成り(キナリ)」の生地の不均一な質感や表情に対しては、どうかご寛容になっていただけたら幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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