梅雨の季節におすすめ 生地の森オリジナルの「ラミー」&「リネン」

こんにちは 生地の森です。

今年も梅雨の季節がやってきました。
蒸し暑いジメジメとした日が続くと気分も憂うつになってしまいますよね。
このような季節は気温も気候も読みずらいので、通気性や速乾性もある素材がおすすめです。

そこでおすすめなのが麻素材。
その中でも生地の森オリジナルの「ラミーリネン」は最適な素材といえます。

生地の森 オリジナル ラミ―リネン

「ラミーリネン」とは、麻糸や麻生地の名称の一つです。
「ラミーリネン」とはその名の通り、「ラミー」と「リネン」の素材が混合されています。

そもそも「ラミー」とは、
麻の一種で、苧麻(ちょま)というイラクサ科の多年草の草木類の植物の茎からの繊維のことをいいます。
そして「リネン」とは、
麻の一種で、亜麻(あま)という一年草の草木類の植物の茎の靱皮から採った繊維をフラックスといい、そのフラックスで作った糸や布のことを「リネン」といいます。

■衣料用に適した「ラミー」と「リネン」

「麻」には、大麻草(ヘンプ)、亜麻(リネン)、苧麻(ラミー)、黄麻(ジュート)、サイザル麻など20種類以上の種類があり、すべて全く別の種類の植物で、適した生育環境も異なります。茎の繊維部分から糸が生み出されますが、このうち衣料用としては「ラミー」と「リネン」が代表的なもので、家庭用品品質表示法においても、麻という表示を使用できるものは、「ラミー」と「リネン」の2種類に限定されております。

■「ラミー」と「リネン」それぞれの特性

「ラミー」
・繊維が太く長い。(天然繊維の中では最も強い)
・天然繊維の中、最もシャリ感がある。
・涼感があり、腰がある。
・水分の吸収、発散性に優れている。
・色は白く、絹様の光沢がある。
・強力は天然繊維中最も強い

「リネン」
・繊維は細く、短い。(しなやかさのモトになっています)
・しなやかで綿に近い風合い。
・涼感はラミーに次ぐ。
・水分の吸収、発散性はラミーに次ぐ。
・色はリネン特有の黄味がかった色(亜麻色)がある。
・強力はラミーに次ぐ。

簡単にまとめると、「ラミー」はシャリとした質感で、ハリこしがあり、吸湿性、吸水性に富んでいます。
「リネン」は、しなやかな質感で、綿のように柔らかさがあります。

ラミーリネンの触り心地
生地の森 ラミーリネン

そのお互いに良いところをバランス良く融合させることで、シャリッとした触感で、さらりと肌ばなれのよい、しなやかな質感が表われ、柔らかいソフトな弾力のある風合いの生地に仕上がります。もちろん吸湿性や吸水性に富んでいます。

じめじめとした季節、じとーと汗ばんだ肌にも肌ばなれよく、さらっとした着心地。そして湿気ても発散性がよいので、乾きが速い。
「ラミーリネン」の生地のお洋服なら、万が一雨でちょっと濡れたとしても、乾きも早いから安心ですね。
まさしく着この時期のためにあるような素材といえます。

洗い込まれたラミーリネン1/60番手
洗い込まれたラミーリネン1/60番手(IN50590)使用 ブラウス&スカートのセットアップ


■生地の森の「ラミーリネン」

生地の森のラミーリネンには、「混紡タイプ」と「交織タイプ」の2通りの生地がございます。

ラミーリネンの種類
生地の森オリジナル ラミーリネンの種類

1、ラミーとリネンの混紡タイプ

混紡とは、紡績の段階でラミーとリネンを半々ずつ溶かし込んで精紡された糸のことで、その混紡糸を使用して織り上げた素材のことです。
それぞれの特長が微妙なバランスで混ざり合うことで、繊維の強度に加え、丈夫でしなやかな素材に仕上がっております。
この繊細な表現は日本が誇る高い紡績技術により作られた日本製麻100%混紡糸の傑作品といえます。

⇒混紡タイプの主な商品

アンティーク風ラミーリネン
アンティーク風ラミーリネン(IN50083)


洗い込まれたラミーリネン1/40番手
洗い込まれたラミーリネン1/14番手(IN50603)

2、ラミーとリネンの交織タイプ

交織とは、ラミーとリネンをそれぞれの糸をタテ糸とヨコ糸に使い分けて織り上げた素材のことです。
それぞれの素材の性質が良いバランスで絡み合い、ハリコシをもちながら、肌触りがしなやかで、ふっくらとした弾力性のある絶妙な風合いに仕上がっております。

⇒交織タイプの主な商品

オリジナル麻
オリジナル麻(IN50145)


オリジナル麻1/60番手
オリジナル麻1/60番手

■オリジナルの品質の秘密

1、滑らかにするひと手間

一般に「ラミー」は繊維が強いため、麻独自のチクチク感を感じることがあります。しかし、生地の森は、何度も品質改良を重ね、独自の加工を施すことにより、生地の表面を滑らかにし、肌触りのいい風合いに仕上げております。
衣料用として、幅広くお使いいただくためにひとつひとつ丁寧な手間を惜しみません。

毛焼き:毛焼きを施した表面は極力チクチク感が抑えられてなめらかになり、
品良く、上質に仕上がります。

2、快適な質感への追求

一般に麻は天然繊維の中でも涼しさを感じる繊維といわれますが、繊維の強度が強いため、シワになりやすく、粗悪なものは肌触りがチクチクとして、肌の弱い方は苦手という方もいらっしゃいます。
そこで、生地の森は、麻素材本来の質感を快適に感じていただくため、生機から生地にする段階で張力や圧力をかけることなく、独自の製法でゆっくりと丁寧に洗いをかけることで細かなシボ感が生れ、ナチュラルなシワ感を表現し、肌に優しい非常に柔らかな感触に仕上げております。

ラミーリネンの風合いの変化
同じ素材でもひと手間加えることによる風合いの変化

■生地の森オリジナル「ラミーリネン」とは

生地の森の「ラミーリネン」は、「ラミー」と「リネン」の素材感や、機能性を大切に、独自のエッセンスを加えたオリジナルのクオリティーです。
日常の生活の中で使われてこそ、そのモノの本当の良さを魅せてくれます。
ジメジメとした梅雨の時期にも、心地よいオシャレを、よろしければぜひお試しください。

最後までお読み頂きありがとうございます。
生地の森の「ラミーリネン」の商品は、公式オンラインストアをぜひご覧いただけたら幸いです。
「ラミーリネン」の商品はコチラ

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生地の森オリジナル ラミーリネン
生地の森オリジナルラミーリネン
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