生地の森 2022年新作 リネン 生地 コレクション 

こんにちは生地の森です。

少しずつ日暮れの時間も早くなり、朝夕は幾分涼しさを感じるようになりました。残暑が和らいでくると夏の疲れも出やすくなりますのでくれぐれも体調には充分お気を付けてお過ごしください。

さてこの度は生地の森のブログにお越しいただきありがとうございます。
生地の森は、麻・リネンを中心とした天然素材の生地の企画、製造、販売を一貫して行っている生地メーカー直営のリネン生地専門店をオンラインショップです。リネン生地といってもわたしたちの生地は大量生産の方法では出せない天然素材本来の性質を活かした素朴で且つ独創性を持った素材美を特徴としております。
生地の森の生地の特徴についてはこちらも合わせてご覧ください。
⇒生地の森とは
⇒生地の森のオリジナル生地の特徴

そこで今回は、この2022年にデビューさせていただいた新作のリネン生地をご紹介させていただきます。それぞれの生地の誕生秘話やこだわりポイントなどなど、わたしたちのリネン生地についてご興味をお持ちいただければ幸いです。


【目次】

■2022年デビューした新しいリネン生地

  • ベルギーリネンツイルナチュラルダイド(IN50734)
  • 洗いこまれたベルギーリネン異番手ローン(IN50735)
  • ワイド幅ラミーリネン25番手(IN50736)
  • 洗いこまれた平織りリネンウール40番手(IN50733)

■2022年デビューした新しいリネン生地

┃ ITEM-NO. IN50734 ┃

ベルギーリネンツイルナチュラルダイド

上質なベルギーリネンの40番手をタテ糸に25番手をヨコ糸に異なる糸番手の糸を使い織りの産地である遠州地方で綾織りの生地に織り上げました。リネンパンツやリネンワンピースにしても丁度いい生地感になるように、タテ糸を細くして繊細さを出しつつふっくらとした程よい厚みを出すように工夫してみました。あえてツラ感や風合いはきれい目には振らず、生地の森らしい自然な風合いに、使い込んだような肌馴染みのよいラフな雰囲気に仕上げてあります。
25番手の糸同士の洗いこまれた綾織りベルギーリネン25番手の生地だとすこし重たさが出て、ワンピースやパンツにするには若干もたつくというご意見も頂き、アイテムのシルエットやデザインが生み出しやすいように厚みや風合いを改良して誕生したのがこの「ベルギーリネンツイルナチュラルダイド」。軽すぎず重たくなりすぎず、程よいふっくら感ととろみの良い落ち感の中肉厚な素材感です。リネン生地と聞くと春夏シーズンをイメージされて、秋や冬に使うのはおかしいのではないかとお感じになられる方も、こちらのリネン生地の風合いでしたら秋から冬に掛けてそして春先までとロングシーズンお使いいただけるのではないかと思います。秋冬らしいテーラーのような仕立て感のあるデザインから、メリハリを付けないラフなデザインと、さまざまなアイテム作りにお使いいただけたら幸いです。

⇒早速生地を見る

⇒早速生地を見る

┃ ITEM-NO. IN50735 ┃

洗いこまれたベルギーリネン異番手ローン

上質なベルギーリネンの60番手の糸をタテ糸に、80番手をヨコ糸に異なる細番手の糸を使って織産地である遠州地方で平織りに織られた薄手タイプのリネン生地になります。すでにベルギーリネンシリーズには60番手の「洗いこまれたベルギーリネンローン60番手」や、80番手の「洗いこまれたベルギーリネンローン80番手」と定番のリネン生地がございます。しかし60番手の厚みでも80番手の薄さでもない絶妙な薄さを生み出すべく、タテ糸とヨコ糸のバランスで70番手クラスの生地に挑戦しました。生機(キバタ)が出来て見た瞬間絶妙な生地感にどのような加工をしようかと悩んだ結果、染色加工はあえてきれい目ではなく、洗いざらしのような自然なシワシボを若干強めに効かせた風合いに仕上げてみました。80番手の「洗いこまれたベルギーリネンローン80番手」の生地ほど甘寄りの柔らかさにせず、60番手の「洗いこまれたベルギーリネンローン60番手」よりもシャリ感を持たせ、甘味と辛さの繊細さを表現しましたのでリッチなラフ感を感じていただけたらと思います。シンプルなデザインでもギャザーワークのたっぷりとしたデザインとファッションアイテムはもちろんお部屋の空間演出などにもお使いいただけますと幸いです。

⇒早速生地を見る

⇒早速生地を見る

┃ ITEM-NO. IN50736 ┃

ワイド幅ラミーリネン25番手


こちらのラミーリネンは25番手の混紡糸を使っていますが、このラミーリネンの混紡糸は日本の高い紡績技術で作られた国産の糸になります。その25番手のラミーリネンの混紡糸をタテヨコに使い織り産地である遠州地方の織職人によって広幅の生地に織り上げました。これまでロングセラーの定番生地である「アンティーク風ラミーリネン」も同じラミーリネンの混紡糸を使った生地になりますが、多くのお客さまから広幅のの生地を増やしてほしいとのリクエストにお応えするべく、今回広幅のワイド幅ラミーリネン25番手を作らせていただきました。但し生地幅など規格が異なるため加工方法は変えており、表情や質感など全く違うものになります。同じ生地の幅違いではございませんので予めご了承ください。ラミーリネンの織物は毛羽が硬くて強いので、染色加工をする前に毛焼きという下処理の工程が欠かせません。毛焼きとはその名の通り強くて硬い毛羽の表面を焼いて滑らかな表面にする加工です。このひと手間を加えた生地を地元浜松の染職人の手によって天然素材の持ち味を殺さないようにゆっくりと時間をかけながら染め上げていくことで、ハリコシのあるふっくらとした柔らかさと、自然なシワ感や独特なムラ感を出すことで、素朴なぬくもり感のある風合いに仕上がっております。定番の「アンティーク風ラミーリネン」よりも広幅のワイド幅ラミーリネン25番手の方が目詰まり感がありしっかりしており、無作為な笹皺のシワムラ感が粗野なヴィンテージ感を漂わせます。広幅でたっぷり使える中肉厚の生地ですのでコートやジャケットはもちろん、パンツ、やワンピースなどさまざまなアイテムにご利用いただけます。

⇒早速生地を見る

⇒早速生地を見る

┃ ITEM-NO. IN50733 ┃

洗いこまれた平織りリネンウール40番手

2022-2023A/Wトレンド 生地の森のウィンターリネンの最新作がこの度誕生しました。ウィンターリネンの初代として誕生した洗いこまれた綾織リネンウールから数えて7代目になります。初代のリネンウールを考えたときはウール感を表情に出やすくするために綾織りを採用して、その後もアイテムや用途デザインに向くように番手違いの綾織りタイプ洗いこまれたベルギーリネンウールビエラ40番手と作ってきましたが、お客様や他のスタッフの中には「綾織りは揺らぐし裁断が難しいからリネンウールの平織りがあったらいい」という意見でした。そこで生み出したのが平織りアンティーク風麻ウール25番手。綾織りのリネンウールほど平織りにすると正直ウール感の表情は出にくくなりますが、厚みもありしっかりとした生地感は縫いやすく仕上がりもとても良かったという感想もいただき、スタッフの間でも評判でした。その後には秋冬だからといって厚手の生地にばかり偏ってしまわないように、アイテムのバリエーションを広げるため作ったのが洗いこまれた平織りリネンウール60番手、 そしてこの度、厚すぎず薄すぎず更に幅広いアイテムに使いやすいようにと考案したのが、こちらの洗いこまれた平織りリネンウール40番手です。これらは単に厚みだけが違うということではなく、それぞれに糸も違えば打ち込み方も違いますので仕上がりの風合い感や表情感、雰囲気なども全く異なります。ただ生地の森のリネンウールに共通しているのは、日本国内の高い紡績技術により作られている上質なリネンウールの糸を使っていることです。こちらの洗いこまれた平織りリネンウール40番手はタテ糸には上質なベルギーリネン、ヨコ糸には厳密にはリネン×ラミー×ウールの国内紡績の混紡糸を使い、織り産地である遠州地方で織られております。平織りのリネンウールの中ではコシがあり滑らかさも出ておりますので、比較的汎用性のある生地の風合いに仕上がっていると思います。もしリネンウールの種類があって何を使っていいのかと迷われた時や、生地の森のリネンウールのビギナーの方は、こちらの洗いこまれた平織りリネンウール40番手をまずはお選びいただいて、身近なものにお役立ていただければと思います。

⇒早速生地を見る

⇒早速生地を見る

2022年にデビューした生地の森の新作のリネン生地をご紹介させていただきました。それぞれの生地のイメージが少しでも伝われば幸いです。長文でしたが最後までお読みいただきありがとうございます。

生地のことや生地選びの事など、迷われた時やご不明な点など、皆さまからのご質問やご意見は私たちにとってさまざま気づきとなり商品開発や今後のサービス向上に役立てていきたいと思っております。お問い合わせはお気軽にご連絡ください。

•メールでのお問い合わせ
e-mail:info2@kiji-daiko.com
(お問い合わせ日から翌営業日中にお返事いたします。)

•お電話でのお問い合わせ
連絡先:053-464-8282
受付時間:9:00~17:30
(土日祝、夏季休暇、年末年始を除く)  
※営業時間外のお問い合わせは後日、営業日にご対応となります。

⇒お問い合わせはこちら

9月は生地の森の感謝祭イベントも予定しております。また近くお知らせいたしますのでお楽しみに。
あなたのご利用を心よりお待ちしております。

⇒生地の森 公式オンラインストアはこちら

この記事をSNSでシェア