ソーイングやハンドメイドの生地選び パンツ・サロペットなどにおすすめ生地

こんにちは 生地の森 です。

手芸、ソーイング、洋裁、ハンドメイド、手作り服に欠かせない生地選び。
作りたいものは決まっているけど、どんな生地を使おうかと悩みますよね。

その中でもとくにボトムスに向いた生地について、どんな生地が向いているのかとお問い合わせを多く頂きます。
寒い時期は厚手のしっかりしたもの。
暑い時期は、薄手でも1枚で着ても透けにくいものなど…

そこで、ほぼシーズンレス(真夏の酷暑以外)でパンツ、サロペット、カバーオールなどボトムスアイテムから、ジャケット、ブルゾンなどの羽織りものアウターに向いた生地をご紹介したいと思います。

綿麻ルーズオックスダメージダイド(IN50654)綿麻ルーズオックスダメージダイド
もともとはキナリとオフホワイトの2色展開から販売したのですが、この生地の風合いはまさしくボトムスにぴったりと思い、多色展開に踏み切りました。
全14色、くすみがかった渋目なお色目となっております。
綿麻ルーズオックスダメージダイド
この生地はしっかりとした厚みのある生地ですが、洗いこんであるのでふっくらとした柔らかさが感じられます。
特徴的なのは、自然なシワ感と染めムラ感のある表情が、着古したヴィンテージ感を漂わせているので、メンズライクなワーク系カジュアルにもぴった りかと思います。
パンツアイテムはもちろん、ジャケットやアウターなど季節の変わり目の羽織りものにおすすめです。

続いて、生地の取扱いについて、
生地は水通しをした方がよいのかと尋ねられます。
この生地もそうですが、麻リネン、コットンという天然繊維の生地は、どうしても水洗いで収縮することは避けられません。
なのでお仕立て前に生地のゆがみを収縮を整えるために水通しを行われます。

では、水通しやお洗濯でどのくらい生地が縮むのかさっそく試してみたいと思います。
IN50654-2 モカグレーの生地で試してみました。
生地にタテ10㎝×10㎝の四角を書いて寸法の変化を見てみます。


浸水は約1時間程度で十分です。

水通し:タテ9.8㎝、ヨコ10㎝ 縮率2%

次に水洗いのお洗濯を試しました。

水洗い:タテ9.8㎝、ヨコ10㎝ 縮率2%
結果どちらもヨコ方向の縮みはなく、タテ方向の縮みが約2%出ていることがわかりました。1mならやく2㎝前後の縮みが出ることになります。

この生地に関しては、平織の生地で揺らぎもない生地感です。生地のゆがみや縮みをさほど気にしないのであれば、必ずしも水通しはしないといけないという決まりはありませので、デザインや用途に応じて、水通しを有無を選んでも良いかと思います。

またこの「綿麻ルーズダメージダイド」は目立った歪みもない生地なうえに、あえてシワ・ムラ感のある粗野な雰囲気を出しているので、多少のゆ がみが自然にあらわれることで、素材感がより引き立つという考えかたもあります。
そこでスタッフが作品で試してみました。

やや大き目なサイズ感のエッグパンツ。
ハリのある固い生地を使うと、ボリュームがでて大きく見えてしまいますが、この生地は見た目よりも柔らかい風合いなので、ふくらみも押さえられスッキリとしたシルエットになりました。
この時、あえて水通しはせずに製品にしてから洗濯機でガラガラと洗って仕上げたそうです。ポイントとしては、縮み分を考慮して前もって長めに設定しておけばよいそうです。

「綿麻ルーズオックスダメージダイド」の生地のことはわかっていただけましたでしょうか。
洗いざらしのラフな取扱いでも意外とサマになる生地ですので、ソーイング初心者の方でも簡単に作れるパンツやスカートからお試しいただけたらと思います。

ちなみに商品名の「ダメージダイド」とは、当社のオリジナル生地をつくる加工方法の呼び名です。
あえて素材の持ち味を生かし自然に表れるシワ感や染ムラを残し、着古したヴィンテージ感を作り出しています。
生地表面は不均一な染めムラが出ておりますが、それがこの素材の風味を引き立てています。
綿麻ルーズオックスダメージダイド

他にもダメージダイドの生地はございます。
天日乾燥した綿麻生地(IN50046)
オリジナル麻(IN50145)
コットンリネンスラブローン(IN50562)
使っている素材によって生地の表情は風合いはそれぞれに趣きがあります。
よろしけば商品ページもご覧ください。

最後に。
只今ネットショップ生地の森では、当社の生地を使っていただいたた作品の投稿をお寄せいただいております。
作品のご投稿は、インスタグラム#生地の森をつけてお寄せいただきますと、皆さまでシェアすることが出来ます。
Instagram#生地の森

もっと詳しくは、生地の森 メールアドレス(info@kiji-daiko.com)までお問合せください。
ぜひ、今後も皆さまの創作活動にお役立ていただけたら幸いです。

 

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